e2studio v6.0.0 で以前のプロジェクトが正常に読み込まれない

がじぇっとるねさすの岡宮といいます。かふぇルネに投稿させていただきます。

e2studio V6.0.0に、以前のバージョンで開発していたプロジェクトをインポートしても正常に読み込まれませんでした。

実際にエクスポートしたアーカイブ(zip)は以下のリンクにあるものです。GNU RL78を使用したプロジェクトです。

adzuki_sketch_V201.zip

 

正常にインポートできないため、手動での設定も試みたのですが、V6.0.0ではツール設定のUIも結構変更されており、復元が困難です。

復元が困難な部分は本題からずれてしまうため記載しませんが、以前のプロジェクトをインポートできない原因、回避策についてご指南いただきたくお願いできますでしょうか。

 

かふぇルネではまだそのような投稿が見られませんが、皆さんは正常に移行できているのですかね?

  • 岡宮さん、こんにちは。NoMaYです。

    リリースノートに、互換性は無い、ということが書いてありましたよ。自動変換される、ということも書いてありましたが、、、

    [関連リンク]

    e2 studio V6.0.0のRelease NoteのPDFのWorkarounds and Information(意訳:使用上の注意点)をGoogle Translateで自動翻訳してみた

    e2 studio V6.0.0のOpen Issues(意訳:積み残しバグ一覧)のウェブページをFireFoxアドオンS3.Google Translatorで自動翻訳してみた

  • なるほどー、ありがとうございます。
    しかしこれは到底納得できる内容じゃないですよね・・・。私が言うのも何なのですが。
    古いプロジェクトのアップグレード機能があったので試してみたのですが、コンパイラが選択され直しただけで、オプションは全然引き継がれませんでした。

    以下のバージョンアップ通知には、RZ(ARM)に関してはそういった旨が記載があったのですが、リリースノートには全部が対象と書いてあるわけですね。
    www.renesas.com/.../r20ts0180jj0100-e2studio.pdf

    ーーーー補足抜粋ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    GNUARM-NONE toolchain 用に作成されたプロジェクトは V6.0.0 のプロジェクト形式と異なるため、
    V6.0.0 にプロジェクトをインポートしてもオプション等が元のまま引き継がれない場合があります。
    e2 studio V6.0.0 で RZ 用のプロジェクトを開発するには、新規にプロジェクトを作成するか、インポート
    したプロジェクトの設定等に修正を加える必要があります。
  • わわいです
    e2Studio というか、ecripse系の開発環境でこっちでよくやってるのは、
    ワークスペース中の.metadata フォルダを削除しておいて、ecripseを起動、ワークベンチをひらいておいて
    インポート>既存プロジェクトをワークスペースへ、を選択、
    そこからプロジェクト格納フォルダを選択すれば、インポートできるプロジェクトが出てくるので、それを選んで終了ボタン、
    としています。

    これでどーなるでしょうか
  • わわいさん、コメントいただきありがとうございます。

    すみません、.metadataフォルダがないのですが、以下の画像でいうと.settingですかね?

  • あ、失礼しました。ワークスペース内ですね。ありました。
  • わわいさん、.metadataフォルダを削除して試してみましたが、インポートすると以下のエラーが発生してできませんでした。

    エラーが発生してもプロジェクトフォルダはできあがっていたため、プロパティから設定画面を開いてみたのですが、設定は白紙状態になっており、V6.0.0を初めて起動して従来ワークスペースを開いた時と同様の症状になるようです。

    んー、手動でなんとかするしかない気がしてきました。

  • NoMaYです。

    今回は"プロジェクト"の互換性が全く無くなってしまったということなのだと思います。ちょっと考察してみたのですが、わわいさんのところでよくやっている方法、というのは以下の場合に有効なのだろうと思いました。

    ・ 何らかの理由で"ワークスペース"(の情報を保持しているファイル)が壊れてしまった
      でも"プロジェクト"(の情報を保持しているファイル)は壊れていない

    ・ Eclipse製品間で"ワークスペース"(の情報を保持しているファイル)の互換性が無い状況になった
      でも"プロジェクト"(の情報を保持しているファイル)としては互換性がある

    たぶん、やっていることは以下の操作と本質的に余り変わらない、のだろうと思います。

    ・ 新規のワークスペースフォルダを指定してEclipseを起動し、他フォルダにあった
      既存プロジェクトをフォルダごと新規ワークスペースフォルダにコピーし、
      コピーしたプロジェクトを既存プロジェクトのインポートで指定した、という操作

    あと、やっていることに近い操作としては以下の操作と近いとも言える、のではないかと思います。

    ・ ワークスペースから一旦プロジェクトを削除した(ワークスペースフォルダに
      プロジェクトフォルダはそのまま残っている)が、思い直して、そこに残っていた
      プロジェクトを既存プロジェクトのインポートで復活させた、という操作

  • わわいです
    GNUのプロジェクトは変換できない場合がある、とドキュメントに書いてありますね-

    こちらではRX +E2liteで使ってますが、もとのプロジェクトをそのまま開けば、e2studioの右下に古い形式のプロジェクトを変換するか?というヒントが表示されて、それをクリックすると、ちゃんとビルド、デバッグできるようになりますね。
  • なるほど、CC-RXでは大丈夫なのですね。(きっとCC-RLも大丈夫なのだろう。) もしかすると、今までKPIT Eclipseから引き継いで改造して使って来たプラグインを取り止め、今回からEclipse/CDTの標準のプラグインを使うようにしたのかも知れませんね。その影響で、こうなってしまった、とか、、、

    [訂正]

    よくよく考えると、GNUでプロジェクトコンバートがダメダメなのは、Renesasさん側の話ですね、、、

    [追記]

    夏休み中に自動翻訳を試していた時は、そこまでとは思わなかった、とか今更ながら思い出しました、、、

  • わわいです
    >NoMaYさん
    だいたいおっしゃるとおりですねー
    eclipse を使ってるとプロジェクト情報がすっとんだり、ワケワカラン設定をいじるとプロジェクトを開けなくなったりといろいろやらかしてくれます。
    まー最近はだいぶ安定してるようですが。

    e2studio でも有効な豆知識
    e2studio(eclipse)の起動オプションに -data <dir> というのがあります。ワークスペースフォルダを<dir>として起動する、というオプションです。(-data の前後にスペースが必要)
    e2studio のショートカットのプロパティのリンク先に、これをつけ加えてやると、<dir>のディレクトリをワークスペースとしてひらいてくれます。

    で、これを応用して、
    e2studio のショートカットのプロパティで、作業フォルダを空にしておいて、リンク先に -data ./ を追加しておくと、ショートカットが置かれているフォルダ自身をワークスペースとして起動してくれます。
    このショートカットをワークスペースのフォルダに置いてやるだけで、そこからプロジェクトが開けるようになります