コンパレータの HA17393A が廃止品となり、特性を比較しながら代替品を探していました。HA17393A の特性を見ていると同相入力電圧範囲が、VCM+が3.5V(Min)、VCM-が0V(Max) となっていますが、これはつまり同相入力電圧は 0~3.5V ということでよいのでしょうか?電源電圧は最大36Vなのに3.5Vは低すぎるのではないか?という疑問と、他のコンパレータのデータシートでは 0(Min)~Vcc-1.5(Max) などという表記のが多いため、表記の違いに戸惑いがあり質問させて頂きました。
宜しくお願い致します。
条件に Vcc=5V と書いて有るのがミソです。
>他のコンパレータのデータシートでは 0(Min)~Vcc-1.5(Max) などという表記のが多いため、
5V - 1.5V = 3.5V
リカルドさんご返信頂き有難うございます。確かにHA17393Aの電気的特性値表は Vcc=5V が条件となっていました。5Vの場合の同相入力電圧VCM+が3.5Vなので、36Vの特性も同じVCC-1.5Vとして考えてよいものか? という疑問もありますがそれでよいものなのでしょうかね?
多くのトランジスタ回路は、NPNをエミッタ接地で使います。
すると、ベース電圧が有る程度プラスでないと動作しません。
今回のコンパレータでは、1.5Vに成ります。トランジスタ2段分と言う事でしょう。
そこでグランド付近の電圧でも動作するようにPNPを使います。
エミッターがプラス電側になり、ベースがプラス電源から見て負側になります。
するとプラスの電源だけでグランド付近の電圧を入力出来ます。
>5Vの場合の同相入力電圧VCM+が3.5Vなので、36Vの特性も同じVCC-1.5Vとして考えてよいものか? という疑問もありますがそれでよいものなのでしょうかね?
それで、良いと思います。
オペアンプをコンパレータに代用するのは良くない。
正入力と負入力の電圧差の上限が有ったりします。
この差が大きいと、出力が反転したりもします。
経験からの予想です。基本的に全品で納入仕様書の全項目をテストすると考えます。信頼性は仕様書に入れずに試験結果レポートを添付するのが一般的です。データシートは仕様書とは異なるのですが、表向きにはVCC=36Vで特性を確認しておらずTa=25℃Vcc=5.0Vのみでサンプル評価あるいはテストを実施しているのでこのような表記になったと予想します。ユーザーは、回路構成図やグラフや自分で評価して判断することになります。もちろんルネサス様の営業や営業技術のサポートは得られます。
リカルドさん有難うございます。今回は余裕を持った入力なので問題にならない見込みですが、だとしても何処までOKなのか? を知っておきたかったところでした。値は5Vでの条件という部分に気付かずいたので助かりました。念の為、使用電圧での評価は行っておきたいと思います。この度は有難うございました。
kijoさん
表向きにはそう考えれるんですね。古いコンパレータなのでデータシートに書く項目も最近とは違っているのかもしれません。仰られるように今回は使用電圧で問題ないか評価を行って判断したいと思います。この度は有難うございました。