サンプルプログラム/デモプログラムがビルド出来ない事例を集めてみるスレッド

こんにちは。NoMaYです。

ひとつ立ててみました。

[メモ]

・ toolchain not integrated案件
・ FITモジュールを取り除いているサンプルプログラム/デモプログラムがある
・ メイクファイルが再生成されない事案がある?
・ e2 studio 2021-10は何か変?

・ コンパイルエラー
     インクルードファイルエラー --> e2 studioでのインポート自体がおかしい? (インポート時に.cprojectが破損?)
                                or  インポート後のメイクファイルの再生成が行われていない?
                                or  ファイルの入れ忘れ
                                or  意図的にFITモジュールを取り除いている
     他のエラー                 --> e2 studioでのインポート自体がおかしい? (インポート時に.cprojectが破損?)

・ リンクエラー                 --> e2 studioでのインポート自体がおかしい? (インポート時に.cprojectが破損?)
                                or  インポート後のメイクファイルの再生成が行われていない?
                                or  ファイルの入れ忘れ
                                or  意図的にFITモジュールを取り除いている

 
[メモ2]

e2 studioは、RX/RL78/RZでは、他の人がビルドしたものがHardwareDebugフォルダに残っている状態でプロジェクトを
インポートすると、ビルドが誤動作することがあるのかも知れません。もし、インポートするプロジェクトに他の人が
ビルドしたものがHardwareDebugフォルダに残っていたらHardwareDebugフォルダを削除してからインポートしましょう。

 
[メモ3]

インクルードファイルが見付からないというコンパイルエラーになった場合

・Windowsエクスプローラでファイルを検索してみる

無い場合:

・ ルネサス社に問い合わせる

ある場合:

・ e2 studioのプロジェクトのプロパティでインクルードパスが設定されているか確認してみる

設定されている場合:

・ コンソールウィンドウのビルド内容表示のGCCのコマンドラインオプションの-Iオプションにインクルードパスがあるか確認してみる

設定されていない場合:

・ e2 sutudioのプロジェクトのプロパティでインクルードパスを設定してみる

 
[メモ3']

重要注意事項1:

FreeRTOS with IoT libraries (Amazon FreeRTOS)プロジェクトでは、以下のような浅いフォルダにプロジェクトを
置かないと、インクルードファイルが見付からないというコンパイルエラーが発生します。

例) C:\afr-202107.00-rx-1.0.1\

重要注意事項2:

FreeRTOS with IoT libraries (Amazon FreeRTOS)プロジェクトでは、e2 studio(というかEclipse)の特殊な機能が
使用され、プロジェクトエクスプローラウィンドウに表示されるフォルダが、Windows(あるいはLinux/MacOS/等)の
ハードウェア的なファイルシステムにおけるフォルダ位置と一致していない場合があります。(見掛け上のフォルダ
位置に相当するハードウェア的なファイルシステムにおけるフォルダ位置には中身が空のダミーのフォルダだけが
ある、ということがあります。) もはや、達人の域に達した人で無いとプロジェクト構造を把握出来ない、ほどに
なっていますので、インクルードファイルが見付からないというコンパイルエラーになった場合、浅いフォルダに
プロジェクトを置いてもエラーが解消しないのであれば、早めにルネサス社に問い合わせてみるのが良いでしょう。

 
[メモ4]

全角文字や特殊記号や半角スペースを含むパスによる無用のトラブルを避けるという観点から、e2 studioの設定を
以下のようにしておくと無難かも知れません。

・ Installフォルダ ⇒ C:\Renesas\e2_studio
・ Supportフォルダ ⇒ C:\Renesas\e2_studio\SupportFiles
・ ワークスペース  ⇒ C:\Renesas\workspace

ちなみに、Supportフォルダの変更は以下のFAQのやり方で -Duser.home=C:\Renesas\e2_studio\SupportFiles の
ようにしてやると手軽かも知れません。

英数字以外の文字(全角、記号など)を含むユーザ名でe² studioを動かすとビルドエラーが出たり、デバッガが動きません。
ja-support.renesas.com/knowledgeBase/20359467

 
[メモ5]

メモ4のFAQの件は果たして単体スマートコンフィグレータではどうなのだろう?(単体スマートコンフィグレータも
e2 studioと同じく64bit版Eclipseをベースに開発されています。) こちらも、転ばぬ先の杖、ということで、
iniファイル(SmartConfigurator.ini)で -Duser.home=C:\Renesas\SmartConfigurator\SupportFiles の
ようにしておくと良いかも知れません。

 

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