R8C 1Bグループのマイコンを使用しています。
ノイズがリセットラインに入り、電圧レベルがH⇒Lになり、160us後H に戻っている状態です。
データシートを読むと、RESET端子にLを入力すると端子、CPU、SFRが初期化されます。RESET端子の入力レベルをL⇒Hにすると、リセットベクタで示される番地からプログラムが実行します。電源が安定している時(1)RESET端子にLを入力(2)500us(1/fRING-S×20)(3)RESET端子をHにする。
と記載されています。質問があります。①マイコン側がRESET端子がLを入力されたと認識するのにどれくらいの時間必要でしょうか。②(2)に500usと記載されていますが、1/(125KHz×20)=160usと算出出来ました。 余裕をもて500usと記載されているのでしょうか。③万が一、500us(160us)以上ウエイトしないで、Hに戻った場合、リセットベクタないのでマイコンは通常通り、動作を続けることが出来ますでしょうか。回答いただけると幸いです。
①仕様としての記載がないので誰にも答えられないと思います。
②「表19.14 電気的特性(1) [Vcc = 5 V]」や「表19.21 電気的特性(3) [Vcc = 3 V]
」にある通り、仕様上 fRING-S の周波数は40~250kHz の範囲であり、最も遅い 40kHz で 20 クロック分数えて 500μs ということでしょう。
③①に同じ。
チョコです。
③できません。
これについては、内部回路のすべてが確実にリセットされるのに
20クロック必要と言っているだけです。それ以下ではリセット
がかからない(無視される)というのは間違いです。
ある部分の回路はリセットされ、べつの部分の回路はリセット
されていない状態になる可能性があり、結果として、暴走して
しまう可能性があります。
リセット信号はきちんと規格を守って入力する必要があります。
Ishizukaさん
ノイズ対策としては、リセット端子のプルアップを1KΩにしてみるとか、 リセット端子に0.1uFのセラミックコンデンサを追加してみてはいかがでしょうか?(コンデンサのGNDは、なるべくチップの内側に近いところから取る)
現状のリセット端子が5KΩプルアップだけなら、0.1uFコンデンサ追加で160usecのパルスは消えそうですよ。(ESDとかでも数usecですけど、160usecは長いですね。原因はなんでしょ?)
160usという測定ができているという事は、ノイズに再現性がありそうですね。
最初に疑うのは、リセットピンが浮いている or プルアップ抵抗が大きすぎる 辺りでしょうか。
発生要因が「手で触ると発生する」とかなら、浮いている可能性が大きいかと思いますが。
P.S.
それよりも…
>チョコです。
>③できません。
これは初めて知りました。こんな挙動していたんですね。
皆様ご回答していただきありがとうございます。
>ノイズがリセットラインに入り、
>電圧レベルがH⇒Lになり、160us後H に戻っている状態です。
↑
これは、ACから18ms間隔にコモンノイズ印加した時です。
説明不十分で申し訳ありませんでした。
ノイズを入れないように対策致します。
ACからのコモン性のノイズ対策として、
電源は絶縁タイプを使用するのが一般的でしょうか。
>I.Yさん
何ボルトのコモンモードノイズを注入したのか不明ですが、
絶縁型/非絶縁型以前に、その状態では、まともにHWが動作していない印象を受けます。。。
(Vcc電源出力等は正常ですか?)
>ACからのコモン性のノイズ対策として、電源は絶縁タイプを使用するのが一般的でしょうか。
私は使ったことがありませんが、ノイズカットトランスなど目的に合ったものなら、効果はあるかもしれません。
>ACからのコモン性のノイズ対策
装置内部のACの配線が他の配線や基板の近くを通っているようでしたら、できるだけ離してみて下さい。
あとは、ACにノイズフィルタを挿入する手段もありますが、ノイズ波形の周波数や立ち上がり速度によっては、あまり効果が期待できないと思います。
kirinさんのリセット端子にコンデンサをぶら下げる案は駄目ですか?この案は効果があると思いますが。
コモンモードノイズでリセットピンにそんな大きなノイズが乗るんですか。
これはリセットピンだけ対策しても、他ピンや別のICでも同様の問題が頻発する予感。
というか基板剥き出しの評価ボードの話かと思っていました。すみません。
18ms間隔というと55.6Hz、ノイズ源は電源周波数のリップルノイズという扱いですかね。ならばラインフィルタが効くのでは。
電源の絶縁有無に関わらず、ACラインフィルタ、フェライトコア、エミフィルなどを追加すれば改善すると思います。
フェライトコアはACケーブルに巻くだけなので(劇的な効果は無いでしょうが)簡単です。
差し当たって、挿入前後でどうノイズが変化するか確認してみるというのはいかがでしょう。
参考までに、弊社では筐体組込み(数十W程度)の場合、大抵は「ACフィルタ入りインレット→ヒューズ→絶縁AC-DCモジュール→基板(エミフィル程度)」という構成ですね。
絶縁なのはノイズ対策というより安全対策が主です。
イミュニティ試験に落ちないようにするには、筐体も含めていろいろ試行錯誤がいるかもしれません。 リセットとかNMIとか異常動作しやすいんですよねー。