お世話になります。
初歩的質問ですが、表題の件で、RA2E1 ユーザーズマニュアルの電気的特性を見ています。
ADC12のところで、絶対精度やフルスケール誤差などがありますが、
絶対精度が、
積分非直線性誤差、微分非直線性誤差 、オフセット誤差、、フルスケール誤差
をすべて含めたADC12の精度という認識で間違いないでしょうか?(これ以上悪く無い)
また、仕様上絶対精度±13.5LSB最大となっていますが、実際実力はどの程度でしょうか?
(実際の回路にもよりますが、ADCとしては?)
よろしくお願いいたします。
zunda さんこんにちは。
ハードウェアーマニュアルには、
>12 ビット A/D コンバータ入力以外の端子機能が使用されていない場合にこの特性が適用されます。絶対精度には量子化誤差は含まれていません。オフセット誤差、フルスケール誤差、DNL 微分非直線性誤差、INL 積分非直線性誤差に量子化誤差は含まれていません。
と書かれています。
この 13.5(最悪値)は、「低消費電力 A/D 変換モード」における性能です。
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A/Dの変換精度、S/Nを良くする工夫は、かなりの部分ハードウェアーの設計、PCBのトラック、ソフトなど、広範囲に及びますので、データだけでは評価は難しいと思います。
「実際実力」は、ハードウェアーの設計スキルで大きく変わるので、何とも言えないと思います。
「ADCとしては?」これも、他メーカーと測定条件が異なれば、データシート状では、高性能に見えても、実際のハードで試すと、違った結果になります。
結局、実際にハードを組んで試すしかありません。
自分は、内蔵A/Dは「おまけ」と考えていますが、通常のアプリケーションならそれでも十分実用的でバランスが良いと思っています。
超高性能な変換が必要なら、それに見合った高性能(多分マイコンの数倍以上のコスト)なA/D変換を行うハードを外部に設けるしかありませんし、ハードウェアーの設計も、評価試験も非常に困難になると思います。
GW中でお返事が遅れました。
ご教示ありがとうございます。ハードウエア設計スキルで変わるということ理解しました。
ありがとうございました。
もともとの質問の発端は、以下の記事を見たからですが、データシートがすべてであることを理解しました。https://community-ja.renesas.com/cafe_rene/forums-groups/analog/f/analog/1904/a-d