コード生成ツールとスマートコンフィグレータの設定機能差異・機能適応について

お疲れ様です。初めて質問させていただきます。
至らぬ点が多々あるかと思いますが、ご容赦いただけますと幸いです。

現在 CS+ for CC を使用し、RL78/G13 (64pin、R5F100LGAFB、コード生成ツール使用) で動作していたプログラムを
RL78/G23 (64pin、R7F100GLJ2DFB、スマート・コンフィグレータを使用) で動作させるため、設定の反映などを行っています。

設定を行っていく中で、コード生成ツールにはなかった設定がスマート・コンフィグレータにあり、どのように設定すればよいのか悩んでいます。

質問内容は以下の通りです。

1)スマート・コンフィグレータの「クロック設定」内、高速オンチップ・オシレータを設定する個所に「fHOCO開始設定」とありますが、これは何を設定するものでしょうか?
また、選択肢が「通常」と「高速」がありますが、それぞれ何がどのように動作が変わるのでしょうか?

マニュアルを見ていたのですが、この箇所の記載がありませんでした。マニュアルを間違えたのでしょうか...?
参照したマニュアル:RL78 スマート・コンフィグレータ ユーザーガイド:CS+編 R20AN0580JJ0101 Rev.1.01 2023.01.20

2)コード生成ツール、スマート・コンフィグレータの「クロック設定」内、XT1発振回路設定にて「XT1発振モード」を設定する個所がありますが、選択肢が両方で異なっています。各モードの違いを教えていただけますでしょうか?
ゲインや動作電流値が変わるということはハードウェアマニュアルから確認したのですが、具体的な変動値や両方の共通性(コード生成ツールのモード○○とスマート・コンフィグレータのモード○○が同じ設定)などありますでしょうか?
コード生成ツールでは「低消費発振」を選択しています。

コード生成ツール

・低消費発振(デフォルト)
・通常発振
・超低消費発振

スマート・コンフィグレータ

・通常発振(デフォルト)
・低消費発振1
・低消費発振2
・低消費発振3

3)コード生成ツール、スマート・コンフィグレータの「ADコンバータ」内、「動作モード設定」を設定する個所がありますが、コード生成ツールで画像の様に設定していたものを、スマート・コンフィグレータで設定するにはどのようにすればよいのでしょうか?
スマートコンフィグレータでは「A/Dチャネルの選択」に制限があり、一部しか設定できないようになっています。また、コンポーネントを増やして別のチャネルを指定すると、エラーがでてしまいます。


以上、よろしくお願いいたします。

Parents
  • チョコです。

    >1)スマート・コンフィグレータの「クロック設定」内、高速オンチップ・オシレータを設定する個所に「fHOCO開始設定」とありますが、これは何を設定するものでしょうか?

    これは以下のレジスタの設定に関するものです。


    >また、選択肢が「通常」と「高速」がありますが、それぞれ何がどのように動作が変わるのでしょうか?

    STOPモード解除時の起動時間を制御するものです。以下の記述を参照してください。

    >マニュアルを見ていたのですが、この箇所の記載がありませんでした。マニュアルを間違えたのでしょうか...?
    参照したマニュアル:RL78 スマート・コンフィグレータ ユーザーガイド:CS+編 R20AN0580JJ0101 Rev.1.01 2023.01.20

    おそらくSCのマニュアルにはないでしょうね。ここは、RL78/G23のハードウェア マニュアルのスタンバイのところでしょうね(上で紹介したところ)。

    >2)コード生成ツール、スマート・コンフィグレータの「クロック設定」内、XT1発振回路設定にて「XT1発振モード」を設定する個所がありますが、選択肢が両方で異なっています。各モードの違いを教えていただけますでしょうか?

    これは、ハードウェアが異なっているので、当然のことかと思います。詳細は、ハードウェア マニュアルのXT1発振回路のところを参照してください。(下に示すように、より低消費電力で発振させるようにする設定ですね。通常、電流を小さくするとノイズに弱くなります。)

    >3)コード生成ツール、スマート・コンフィグレータの「ADコンバータ」内、「動作モード設定」を設定する個所がありますが、コード生成ツールで画像の様に設定していたものを、スマート・コンフィグレータで設定するにはどのようにすればよいのでしょうか?

    同じ設定はできるはずですが、なぜ、ADCの設定が2つ定義されているのでしょうか。使わない設定は削除してみてください。

    以上

  • チョコさん

    回答ありがとうございます。

    質問 1) 2) 理解しました。ハードウェアマニュアルに記載されていたのですね。こちらの確認不足でした…。申し訳ありません。


    3)の質問ですが、なにが問題なのか、何を行ったのかを詳しくご説明するべきでした。2度手間になり申し訳ありません。


    コード生成ツールで以下の様に設定していたものを、同じようにスマート・コンフィグレータに反映したいと考えております。

    【コード生成ツール 設定内容】
    「連続セレクト・モード」を選択
    「ANI0 - ANI7アナログ入力端子設定」で「ANI0 - ANI3」を選択
    「ANI16 - AN19アナログ入力端子設定」で「ANI18」を選択
    「変換開始チャネル」で「ANI0」を選択

    これをスマート・コンフィグレータで設定しようとしたとき、「連続セレクト・モード」を選択するまでは良いのですが、「A/Dチャネル」の設定を行う箇所が1つのチャネルしか選択できないようになってしまいます。(添付画像のプルダウンリスト)

    他のチャネルも設定したいのですが、この状態では1つしかチャネルの設定しかできません。
    そこで、コンポーネントをさらに作成し、別のチャネルを設定すればよいのかと考えたのですが、これでエラーを出した。という状況です。(ADCの設定が2つ定義されているのはこのためです)


    よろしくお願いいたします。

  • チョコです。

    >これをスマート・コンフィグレータで設定しようとしたとき、「連続セレクト・モード」を選択するまでは良いのですが、「A/Dチャネル」の設定を行う箇所が1つのチャネルしか選択できないようになってしまいます。(添付画像のプルダウンリスト)

    これは、当然かと思います。

    スマート・コンフィグレータでの設定は、初期設定になります。従って、何種類も初期設定はできません。

    つまり、以下の設定を行った場合には、対象のチャネルは赤で囲んだところで、ここがADSレジスタの指定を行っているところで、ANI0に設定されています。

    スマート・コンフィグレータでの(初期)設定でチャネルを変更するには、ここの設定を変更する必要があります。(前回もコメントしたように、複数の設定を保存することはできないはずです。)

    通常、「連続セレクト・モード」で、複数のチャネルを指定したい(切り替えていきたい)ときは、プログラム処理で、ADSレジスタを変更したいチャネルに対応した値に変更して、他のチャネルを指定することになります。

    ハードウェア マニュアルの「ソフトウエア・トリガ・ノーウエイト・モード(セレクト・モード、連続変換モード)」の以下のタイミング例に示される⑤のようにADSレジスタを書き換えます。

    ここらは、コード生成でも同じはずですが。

    以上

Reply
  • チョコです。

    >これをスマート・コンフィグレータで設定しようとしたとき、「連続セレクト・モード」を選択するまでは良いのですが、「A/Dチャネル」の設定を行う箇所が1つのチャネルしか選択できないようになってしまいます。(添付画像のプルダウンリスト)

    これは、当然かと思います。

    スマート・コンフィグレータでの設定は、初期設定になります。従って、何種類も初期設定はできません。

    つまり、以下の設定を行った場合には、対象のチャネルは赤で囲んだところで、ここがADSレジスタの指定を行っているところで、ANI0に設定されています。

    スマート・コンフィグレータでの(初期)設定でチャネルを変更するには、ここの設定を変更する必要があります。(前回もコメントしたように、複数の設定を保存することはできないはずです。)

    通常、「連続セレクト・モード」で、複数のチャネルを指定したい(切り替えていきたい)ときは、プログラム処理で、ADSレジスタを変更したいチャネルに対応した値に変更して、他のチャネルを指定することになります。

    ハードウェア マニュアルの「ソフトウエア・トリガ・ノーウエイト・モード(セレクト・モード、連続変換モード)」の以下のタイミング例に示される⑤のようにADSレジスタを書き換えます。

    ここらは、コード生成でも同じはずですが。

    以上

Children
  • チョコさん

    回答ありがとうございます。

    >通常、「連続セレクト・モード」で、複数のチャネルを指定したい(切り替えていきたい)ときは、プログラム処理で、ADSレジスタを変更したいチャネルに対応した値に変更して、他のチャネルを指定することになります。

    そういうことでしたか!スマート・コンフィグレータ内で全く同じ様に設定しなくてはと思ってしまっていました。基本的な事も理解できておらず、お恥ずかしい限りです。

    元のプログラム内には確かに、ADSレジスタを確認したいチャネルに指定する個所があります。同じように指定して行えばよいとのこと、理解しました。


    ご教授くださりありがとうございます。