はじめまして。
以下のアプリケーションノートを参考に自分のアプリケーションにファームウェアアップデート機能を実装しようとしています。
RX ファミリ Flash モジュール、SCI モジュールとデュアルバンク機能を用いたファーム ウェアアップデートサンプルプログラム
4.3節までは手順通りいきましたが、4.4節デバッグでデバッグアイコンをクリックしてファイルをフラッシュにダウンロードしようとすると、以下の画像のエラーが出ます。
起動バンクとは逆のバンク(バンク1)へのロードに失敗しているようです。
4.3節で設定したデバッグ構成のStartupは以下の画像の通りです。
自分のアプリケーションに原因があるのかと思い、アプリケーションノートにあるRX72M用のサンプルを試しましたが同じエラーが出ました。(ターゲットCPUはRX72Nなのでサンプルに少し手を加えています。)
調べても同じような事例が出てこず、お手上げな状態です。
原因として何が考えられるのでしょうか。
ご存じの方いましたらアドバイスいただけると幸いです。
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開発環境
ターゲットボード:アルファプロジェクト AP-RX72N-0A
ツールチェイン:Renesas CCRX v3.03.00
IDE:Renesas e2 studio 2021-04
Renesas Flash Programmer V3.08.02
ハギさん、こんにちは。NoMaYです。どうもありがとうございました。それで、頂いたログの以下の部分なのですが、バンク1へダウンロードするプログラムに含まれていたオプション設定メモリデータも 0xFFE00000(つまり -0x200000) のオフセットを付けてダウンロードしようとしていて、でも実際はそこにはオプション設定メモリが存在していませんので、e2 studioの下位ルーチン/下位プログラムにてエラーで弾かれてしまっているのだろうと推測しています…
NoMaYさん
ハギです。
先週から技術サポートの方にも同じ内容を問い合わせしておりましたが、昨日以下の回答をいただきました。
Renesas e2 studio Version: 2021-04で仕様変更があったため、e2 studioのメニュー
[実行]→[デバッグの構成]で開くデバッグ構成ダイアログのStartupタブにある初期化
コマンド欄とコマンドを実行欄に、下記を設定いただけますでしょうか…
解決策のご提示ありがとうございます。
(A)の方法を試したところ上手くいきました。
サンプルのvecttbl.cの以下の記述をコメントアウトし、そのビルド結果のファイルをバンク1にダウンロードしたところ上手くいきました。
(B)の方法についても試してみたいと思います。
大変助かりました。ありがとうございました。
ハギさん、こんにちは。NoMaYです。連絡ありがとうございました。ルネサスさんの方でアプリケーションノートを改版する必要がありそうですね。> サンプルのvecttbl.cの以下の記述をコメントアウトし、そのビルド結果のファイルをバンク1にダウンロードしたところ上手くいきました。ということですと、アプリケーションノートが発行された当時もオプション設定メモリデータはダウンロードプログラムに含まれていた、ということになりそうですね。そして、アプリケーションノートが発行された後、どこかの時点でe2 studioのエラーチェックが厳しくなって、アプリケーションノートのやり方が通用しなくなってしまっていた、ということになりそうですね。
コマンド欄とコマンドを実行欄に、下記を設定いただけますでしょうか。
・初期化コマンド欄
delete mem
mem 0x00000000 0x100000000 rw nocache
・コマンドを実行欄
mem auto
上記対策でも動くことを確認しました。
NoMaY said:どこかの時点でe2 studioのエラーチェックが厳しくなって、アプリケーションノートのやり方が通用しなくなってしまっていた、ということになりそうですね。
その通りでした。