RX SmartConfiguratorで気になった点とか改善する案とか報告してみるスレッド

こんにちは。NoMaYです。

過去にも同じようなスレッドを立てていましたが、CC-RXとGNURXで2つ立てていて、スレッドを使い分けるのも少し不便な気がしましたので、両者を区別せず投稿するスレッドを立ててみました。(e2 studioのプラグイン版もCS+の単体版もいっしょくたです。)

CS+でTB-RX140を使おうとして、単体RXスマートコンフィグレータ V2.10.0では未対応だったことに気付き、アップデートマネージャを起動してみたところ、V2.11.0がリリースされていましたのでアップデートしました。V2.11.0を触っていて気付いたのですが、CGコンポーネントのコードを再生成させた時、変更の無いソースファイルは再生成されなくなり、ファイルのタイムスタンプが変わらないようになっていました。

この挙動が設計意図なのか何かの拍子にそうなってしまっただけなのかは分からないのですが、再コンパイルする時間の短縮になるかも!と思ったのも束の間、以下の2つのファイルが変更が無くても毎回再生成されるので、思惑通りにはならないことに気付きました、、、以下の2つのファイルに関しても同様に変更の無い場合にはファイルを再生成しないように出来ないものでしょうか、、、

(1) platform.h (実は何故このファイルがコード再生成時に毎回タイプスタンプが更新されるのか不思議です)
(2) r_bsp_config.h (RX140の場合このファイルだけですがRX671とかの場合はr_bsp_interrupt_config.hもかもです)

[余談]

以下のニュース記事を読んでいて以下の解説に気付きました。ルネサスさんの取締役の人たちはソフトウェア開発ツールも含んで話をされていたのかな、、、まあ、過去形では無くて永遠に現在進行形であるべきテーマですね。(もっとも、Automotive部門の人の話だったようですけれども、、、)

新しい方向性を見出して走り出したルネサス、Progress Updateから見えたもの
2021/10/01 16:37 著者:大原雄介
news.mynavi.jp/article/20211001-1988188/

さてそのIIBUの大きな柱がMCUであることは論を待たないが、2025年までに大幅にシェアを引き上げる、としている(Photo19)。
。。。
これについては、後のAutomotive向けの質疑応答の中で出てきた話ではあるのだが、そもそもルネサスのMCUが使われなかったのは、1つは「良いかもしれないけど使いにくい」という部分があり、こうした部分を徹底的に改善した事で顧客に使って貰いやすくなったという回答があり、これはIIBUにもおそらく共通する話であろうかと思う。

Parents
  • こんにちは。NoMaYです。

    RXスマートコンフィグレータ自体の話では無いのですけれども、FITのT4_driverモジュール+GNURX+FreeRTOSの組み合わせでビルドエラー(リンクエラー)が発生するとの報告がありました。詳細は以下のスレッドに投稿されています。(当方の手元で再現しました。) なお、修正方法も投稿されています。

    また、T4のドキュメントに、GCC for Renesas RX 4.8.4.201803 以前のバージョンのみサポートする、以後のバージョンではGNURX側の変更による問題でビルドエラーが発生するので使用出来ない、という旨の記載がありますが、実際にはビルドエラーは発生しませんでした。これも詳細は以下のスレッドに投稿されています。最新ソースコードに対するドキュメント側の追従漏れの可能性が気になりました。

    FreeRTOSとr_t4_rxを使用した際のビルドエラーについて(RX72N)
    japan.renesasrulz.com/cafe_rene/f/002-2095199602/8335/freertos-r_t4_rx-rx72n
     

Reply
  • こんにちは。NoMaYです。

    RXスマートコンフィグレータ自体の話では無いのですけれども、FITのT4_driverモジュール+GNURX+FreeRTOSの組み合わせでビルドエラー(リンクエラー)が発生するとの報告がありました。詳細は以下のスレッドに投稿されています。(当方の手元で再現しました。) なお、修正方法も投稿されています。

    また、T4のドキュメントに、GCC for Renesas RX 4.8.4.201803 以前のバージョンのみサポートする、以後のバージョンではGNURX側の変更による問題でビルドエラーが発生するので使用出来ない、という旨の記載がありますが、実際にはビルドエラーは発生しませんでした。これも詳細は以下のスレッドに投稿されています。最新ソースコードに対するドキュメント側の追従漏れの可能性が気になりました。

    FreeRTOSとr_t4_rxを使用した際のビルドエラーについて(RX72N)
    japan.renesasrulz.com/cafe_rene/f/002-2095199602/8335/freertos-r_t4_rx-rx72n
     

Children
  • >また、T4のドキュメントに、GCC for Renesas RX 4.8.4.201803 以前のバージョンのみサポートする、以後のバージョンではGNURX側の変更による問題でビルドエラーが発生するので使用出来ない、という旨の記載がありますが、実際にはビルドエラーは発生しませんでした。

    この案内について説明します。
    ビルドエラーが発生するのはT4のライブラリ(r_t4_rx/make_lib/make_lib.zip の中にライブラリソースと作成用プロジェクトが入っています)を自前で作成する時です。ですので、ユーザ環境でT4ライブラリ(r_t4_rx/lib)をそのまま使用する分にはビルドエラーが発生しなかったものと推測します。
    アプリケーションノート作成時に上記の点が考慮漏れていたので、勘違いさせてしまいました。申し訳ありません。アプリケーションノートの修正を検討します。そういう訳ですので、「4.8.4.201803 以前のバージョンのみサポートする」は言い過ぎだったかもしれません。

    japan.renesasrulz.com/cafe_rene/f/002-2095199602/8335/freertos-r_t4_rx-rx72n
    で挙がっている2件のバグ(get_psw()とFreeRTOS_usr_cfg.h)については開発者側も認識済みです。
    いつまでに…というのはお約束できないのですが、修正を検討しています。

  • ツチノコさん、こんにちは。NoMaYです。

    > ビルドエラーが発生するのはT4のライブラリ(r_t4_rx/make_lib/make_lib.zip の中にライブラリソースと作成用プロジェクトが入っています)を自前で作成する時です。

    そういうことでしたか。週末にでもビルドして試してみようと思います。リプライどうもありがとうございました。

  • ツチノコさん、こんにちは。NoMaYです。

    > ビルドエラーが発生するのはT4のライブラリ(r_t4_rx/make_lib/make_lib.zip の中にライブラリソースと作成用プロジェクトが入っています)を自前で作成する時です。

    あれこれ試してみて気付いたのですが、以下の投稿の通り、コンパイルオプションを-std=gnu99→c99へと変更することでビルドエラーを解消出来ました。(GCC for Renesas 8.3.0.202202-GNURXを使いました。) T4のライブラリをビルドするe2 studioプロジェクト設定のデフォルトを変更するのが良いと思うのです。

    Renesas TCP/IP stack T4 (libT4_XXXX.a)を最近のnewer GNURXでbuildする対処法を探してみた
    japan.renesasrulz.com/cafe_rene/forums-groups/tools/f/forum21/9499/renesas-tcp-ip-stack-t4-libt4_xxxx-a-newer-gnurx-build/46544#46544