電池ボックスの酸化膜による接触不良

マイコンが年々低消費電力化していきますけども
スタンバイ時にuAオーダーしか電流が流れないせいで、電池ボックスと乾電池の間に酸化膜ができて接触不良が発生するようですね。

そうなると電池寿命を5年とかで設計しても(通常?)1,2年で接触不良が発生するので、電池が残っているにもかかわらず電池交換(というかメンテナンス)が必要になってしまいます。

テレビのリモコンの様に定期的に電池をコロコロ回してあげれば酸化膜が削れて通電し始めるんですけども、設備の場合はそう易々とはいきませんよね。

何かうまい対策されていらっしゃる方います?


ボタン電池用の電池ボックスは金メッキ仕上げがあるんですけども
乾電池用は中々ありませんし、いっそのことモーターつけて定期的に電池をコロコロさせようかななんて思ってます(笑)

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Parents
  • Kirin さん

    こんにちは ramoth です。


    過去にリチウム系電池で交換なしで10年間
    使用できる機器の開発に参加していたことがあります。

    リチウム系の電池と乾電池の特徴を
    思いつくまままとめてみました。


    リチウム系の電池(フッ化黒鉛:BR/二酸化マンガン:CR)

    ○エネルギー密度大(マンガン電池の10倍)
    ○起電圧大(BR/CRは3V)
    ○長期連続使用の実績がある
    Web公開データでも10年間の放電データが記載されている
    ○放電特性がフラット
    ×大電流放電には不向き
    ×コイン型(CR)と特殊用途品以外は市販されていない
    →エンドユーザが電池交換する場合は電池を交換部品として
    販売することが必要になる。
    ×廃棄方法に注意が必要
    (短絡・水没時は特に危険)

    乾電池(マンガン:R/アルカリ:LR)

    ○市販されているので入手が容易
    →非常用設備の電池のようなので、ユーザが電池交換できてしまうのは
    動作保証上はマイナスの場合もある。
    ○安価
    ×エネルギー密度小
    ×内部抵抗による電圧低下あり(起電圧の変化大)
    ×数年以上の継続した連続低電流放電には不向き

Reply
  • Kirin さん

    こんにちは ramoth です。


    過去にリチウム系電池で交換なしで10年間
    使用できる機器の開発に参加していたことがあります。

    リチウム系の電池と乾電池の特徴を
    思いつくまままとめてみました。


    リチウム系の電池(フッ化黒鉛:BR/二酸化マンガン:CR)

    ○エネルギー密度大(マンガン電池の10倍)
    ○起電圧大(BR/CRは3V)
    ○長期連続使用の実績がある
    Web公開データでも10年間の放電データが記載されている
    ○放電特性がフラット
    ×大電流放電には不向き
    ×コイン型(CR)と特殊用途品以外は市販されていない
    →エンドユーザが電池交換する場合は電池を交換部品として
    販売することが必要になる。
    ×廃棄方法に注意が必要
    (短絡・水没時は特に危険)

    乾電池(マンガン:R/アルカリ:LR)

    ○市販されているので入手が容易
    →非常用設備の電池のようなので、ユーザが電池交換できてしまうのは
    動作保証上はマイナスの場合もある。
    ○安価
    ×エネルギー密度小
    ×内部抵抗による電圧低下あり(起電圧の変化大)
    ×数年以上の継続した連続低電流放電には不向き

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