間が空きましたが、前回の「 RL78/G11を用いた環境センサ(その1)」の改良を始めるにあたって、まずはセンサの値の読み出し回数を
1回から4回に変更する方法です。また、使用する各センサについても説明しておきます。
使用する各センサは、電力消費を抑えるために、値を読み出す前に電源を供給することになります。
各センサの電源供給から出力が安定するまでの時間として、A/D変換時間(34μ秒)2回分の約70μ秒を確保するような制御を行っています。
さらに、できるだけ電力消費を抑えるためにはCPUをできるだけ動作させないように、DTCを用いたデータ転送とセンサの電源制御方法に
ついての見直しを行います。なお、約70μ秒で不足するような場合には、別の制御方法(各センサ毎に4回繰り返してから、センサを切り換える)
を検討することも次回の検討項目に上げておきます。
次に、使用するセンサについて簡単に考察しています。センサの一番の問題は、広いダイナミックレンジだと思います。10bitや8bit程度の
分解能ではとてもカバーできません。厳密にやろうとすると、レンジを切り替えて対応する必要があります。
PDFを添付しておくので、そちらも参照してください。