TB-RX65N/TB-RX231/TB-RX130+CC-RX/GNURXでCoreMark®ベンチマークを動かせるようにしてみようと思います

こんにちは。NoMaYです。

[追記] 2020/11/18

ソースを見直し、RX72NとICCRXも計測出来るよう差し替えました。また、GitHubにも置きました。結果は以下のスレッドにあります。

TB-RX65N/TB-RX231/TB-RX130+CC-RX/GNURXでCoreMark®ベンチマークを動かせるようにしてみようと思います
japan.renesasrulz.com/cafe_rene/f/forum21/6022/tb-rx65n-tb-rx231-tb-rx130-cc-rx-gnurx-coremark/37111#37111

GitHubのリポジトリ
github.com/NoMaY-jp/CoreMark-Renesas-RX/tree/master/barebones_renesas_rx

なお、以下の説明は旧バージョンのものです。

[ここまで追記]

GitHub上でEEMBCが公開しているCoreMarkベンチマークのソースを使用して、RX-TB 3種類+CC-RX/GNURXでCoreMark値とCoreMark/MHz値を計測してみました。ボード依存部にはRXスマートコンフィグレータV2.3.0(2019/11リリース)が生成したソースを使用して、CS+ V8.02/e2 studio V7.6.0でビルドしました。結果は以下の通りでした。(小数点以下3桁目以降は切り捨てです。)

  CC-RX V2.03 GNURX 2019q2(4.8.4.201902) 公称値
コンパイル最適化オプション -optimize=max -speed -goptimize -O3 -flto
リンク最適化オプション -optimize=speed
  CoreMark CoreMark/MHz CoreMark CoreMark/MHz CoreMark/MHz
TB-RX130 (RX130 32MHz) 91.32 2.85 61.38 1.91 3.08
TB-RX231 (RX231 54MHz) 197.65 3.66 137.11 2.53 4.16
TB-RX65N (RX65N 120MHz) 472.27 3.93 326.61 2.72 4.34

プロジェクトのファイル一式 (CC-RX V2.03/GNURX 2019q2(4.8.4.201902)でビルド、zipファイルをe2 studioに直接インポート可能)
tb_rx65n_rx231_rx130_coremark_20191110.zip    2.45MB

含まれるプロジェクト
tb_rx130_ccrx_c/{tb_rx130_ccrx_c.mtpj, .project}
tb_rx231_ccrx_c/{tb_rx231_ccrx_c.mtpj, .project}
tb_rx65n_ccrx_c/{tb_rx65n_ccrx_c.mtpj, .project}
tb_rx130_gnurx_c/.project
tb_rx231_gnurx_c/.project
tb_rx65n_gnurx_c/.project

*1:以前に別スレッド『RenesasさんからRXマイコンの低価格Target Boardが出たのでサンプルプログラムをCSplus projectへ変換してみようと思います』に投稿したプロジェクトと同じIDコードを設定しています。

*2:実機用のデバッガプロパティ設定(CS+)や.launchファイル設定(e2 studio)は当方特有の事情でオンボードエミュレータが使えない為に未確認です。(ひと通りは設定してあります。)

*3:BSPモジュールのPDFドキュメントは除外してあります。(zipファイルのサイズを小さく抑える為です。)

以下、画面コピーと写真です。

CC-RXでビルドした場合の実行結果


GNURXでビルドした場合の実行結果


実行結果はSCI1経由で出力

Anonymous