■環境 e2 studio 2022-01 CC-RX V304 Amazon FreeRTOS v202012.00-rx-1.0.0 Renesas Secure Flash Programmer v1.0.1 ■操作手順 (1)プロジェクトインポート e2 studioのimport projectで "Renesas GitHub FreeRTOS (with IoT Libraries) Project" を選択 Amazon FreeRTOSのバージョン v202012.00-rx-1.0.0 を選択 aws_demos -> \projects\rx65n-cloud-kit-uart-sx-ulpgn\e2studio\aws_demos と boot_loader -> \projects\rx65n-cloud-kit-uart-sx-ulpgn\e2studio\boot_loader を選択しインポート (2)aws_demosとboot_loaderのセクション設定を保存 プロジェクトエクスプローラのaws_demosで右クリック->プロパティを選択 C/C++ビルド->設定->ツール設定->Linker->セクション->...ボタン->エクスポート->aws_demos.esiとして保存 プロジェクトエクスプローラのboot_loaderで右クリック->プロパティを選択 C/C++ビルド->設定->ツール設定->Linker->セクション->...ボタン->エクスポート->boot_loader.esiとして保存 (3)コンパイラのバージョン変更 プロジェクトエクスプローラのaws_demosで右クリック->プロパティを選択 C/C++ビルド->設定->Toolchain ツールチェイン: Renesas CCRX バージョン: v3.04.00 プロジェクトエクスプローラのboot_loaderで右クリック->プロパティを選択 C/C++ビルド->設定->Toolchain ツールチェイン: Renesas CCRX バージョン: v3.04.00 (4)ブートローダの設定 boot_loader.scfg をダブルクリック -> RXファミリの開発環境を始めて利用する際はこの時点でRX Driver Packageの最新版のダウンロードが要求されるのでダウンロードしておく(2022/02/26時点でV133が最新版) ボードタブ Custom User Board -> RSKRX65N-2MB (download additional boardsボタンを押して最新のボードファイル(*.bdf)をインストールしておく) クロックタブ メインクロックに変更。後段のクロックが最速になるよう調整 [USBシリアル関連の設定] コンポーネントタブ もし灰色のコンポーネントがあればダウンロードを選択(GitHubをサーチして足りないコンポーネントを自動でダウンロード/インストールする) r_sci_rx channel5: Include -> Not に変更 channel8: Not -> Include に変更 -> 画面下の方にスクロールしていき、SCI8の端子でRXD8とTXD8が「使用する」になっていることを確認 端子タブ SCI8の設定、端子割当のところで、RXD8がPJ1、TXD8がPJ2になっていることを確認 プロジェクトエクスプローラでboot_loader -> src -> smc_gen -> r_bsp_config.h を開く (スマートコンフィグレータ非対応の設定項目を手動設定必要) MY_BSP_CFG_SERIAL_TERM_SCI: 5 -> 8 プロジェクトエクスプローラでboot_loaderを右クリック、Renesas C/C++ Project Settings -> Change Device Target Board は Custom とし、ターゲットデバイスは RX600 -> RX65N -> RX65N -176 pin -> R5F565NEDxFC_DUAL を選択 セクション設定が初期状態に戻るので、boot_loader.esiを読み込む -> プロジェクトエクスプローラのboot_loaderで右クリック->プロパティを選択 C/C++ビルド->設定->ツール設定->Linker->セクション->...ボタン->インポート->boot_loader.esiを読み込み ROMからRAMにマッピングするセクションの設定が初期状態に戻るので、追加設定する。 プロジェクトエクスプローラでboot_loaderを右クリック -> プロパティ -> C/C++ビルド -> 設定 -> ツール設定 -> Linker -> セクション -> シンボル・ファイル -> ROMからRAMにマップするセクション -> PFRAM2=RPFRAM2 を追加 (5)アプリの設定 aws_demos.scfg をダブルクリック ボードタブ Custom User Board -> RSKRX65N-2MB クロックタブ メインクロックに変更。後段のクロックが最速になるよう調整 [USBシリアル関連の設定] コンポーネントタブ もし灰色のコンポーネントがあればダウンロードを選択(GitHubをサーチして足りないコンポーネントを自動でダウンロード/インストールする) r_sci_rx channel5: Include -> Not に変更 channel8: Not -> Include に変更 -> 画面下の方にスクロールしていき、SCI8の端子でRXD8とTXD8が「使用する」になっていることを確認 端子タブ SCI8の設定、端子割当のところで、RXD8がPJ1、TXD8がPJ2になっていることを確認 プロジェクトエクスプローラでaws_demos -> vendors -> renesas -> boards -> rx65n-cloud-kit-uart-sx-ulpgn -> aws_demos -> src -> smc_gen -> r_config -> r_bsp_config.h を開く (スマートコンフィグレータ非対応の設定項目を手動設定必要) MY_BSP_CFG_SERIAL_TERM_SCI: 5 -> 8 [Wifiモジュール関連の設定] コンポーネントタブ もし灰色のコンポーネントがあればそれをクリックしダウンロードを選択(GitHubをサーチして足りないコンポーネントを自動でダウンロード/インストールする)。 この時点でr_wifi_sx_ulpgnは灰色のままでOK。 r_sci_rx channel0: Include -> Not に変更 channel1: Include -> Not に変更 channel6: Not -> Include に変更 ASYNC mode TX queue buffer size for channel 0: 2180 -> 80 ASYNC mode TX queue buffer size for channel 1: 2180 -> 80 ASYNC mode TX queue buffer size for channel 6: 80 -> 2180 ASYNC mode RX queue buffer size for channel 0: 4096 -> 80 ASYNC mode RX queue buffer size for channel 1: 4096 -> 80 ASYNC mode RX queue buffer size for channel 6: 80 -> 4096 -> 画面下の方にスクロールしていき、SCI6の端子でRXD6とTXD6とCTS6#が「使用する」になっていることを確認 注意: 操作手順通りの場合、CTS6# を「使用する」、SCK6を「使用しない」に変更が必要 端子タブ SCI6の設定、端子割当のところで、RXD6とTXD6とCTS6#の「使用する」チェックを入れる 注意: 操作手順通りの場合、SMISO6とSMOSI6の「使用する」チェックを外す変更が必要 RXD6がP01、TXD6がP00、CTS6#がPJ3になっていることを確認 -> 念のためボード回路図を確認し、上記設定の通りの回路になっていること確認 https://www.renesas.com/jp/ja/products/microcontrollers-microprocessors/rx-32-bit-performance-efficiency-mcus/rx65n-2mb-starter-kit-plus-renesas-starter-kit-rx65n-2mb Renesas Starter Kit+ for RX65N-2MB CPU Board Schematics プロジェクトエクスプローラでaws_demos -> vendors -> renesas -> boards -> rx65n-cloud-kit-uart-sx-ulpgn -> aws_demos -> src -> smc_gen -> r_config -> r_bsp_config.h を開く (スマートコンフィグレータ非対応の設定項目を手動設定必要) MY_BSP_CFG_SERIAL_TERM_SCI: 5 -> 8 もう一度コンポーネントタブに戻る 本バージョンで参照されているwifiドライバの r_wifi_sx_ulpgn v1.11 はGitHubにアップしていない試作版のため 上記ダウンロード機能を用いてGitHubからサーチしても灰色のままになっているはず。それをクリックしバージョン変更を選択しV113を選択。 r_wifi_sx_ulpgn SCI Channel number for SX-ULPGN initial Command Port for AT command communication の値を 6 に変更(SCIチャネル6を使用してWIFIモジュール制御を行うという意味) SCI Channel number for SX-ULPGN second Command Port for AT command communication の値を 6 に変更(SCIチャネル6を使用してWIFIモジュール制御を行うという意味) General-purpose port PDR register connected to the SX-ULPGN EN pin の値を PORTD から PORTF に変更 General-purpose port PODR register connected to the SX-ULPGN EN pin の値を 0 から 5 に変更 注意: コメントがおかしい。修正中。SX-ULPGNのEN端子(POWER端子)の制御をRXマイコン側のポート何番で行うか、の設定項目。このボードではPF5端子を使う回路となっている。 Configure RTS Port No. for WIFI_CFG_SCI_CHANNEL の値を PORT2 から PORT0 に変更 Configure RTS Pin No. for WIFI_CFG_SCI_CHANNEL の値を 2 になっていること確認 プロジェクトエクスプローラのaws_demosを右クリック -> system explorer を開く エクスプローラ上で5階層上り、 vendors -> renesas -> boards -> rx65n-cloud-kit-uart-sx-ulpgn -> aws_demos -> src -> smc_gen -> r_wifi_sx_ulpgn -> フォルダ全体をコピー vendors -> renesas -> boards -> rx_driver_package -> v125 -> r_wifi_sx_ulpgn -> r_wifi_sx_ulpgn -> フォルダ全体を削除 vendors -> renesas -> boards -> rx_driver_package -> v125 -> r_wifi_sx_ulpgn -> r_wifi_sx_ulpgn -> フォルダ全体をペースト r_wifi_sx_ulpgnの新しい版(v1.13)で廃止になったファイルを手動で削除する プロジェクトエクスプローラの vendors -> renesas -> rx_driver_package -> v125 -> r_wifi_sx_ulpgn -> src -> r_wifi_sx_ulpgn_queue.c を右クリック、削除 プロジェクトエクスプローラの vendors -> renesas -> rx_driver_package -> v125 -> r_wifi_sx_ulpgn -> src -> r_wifi_sx_ulpgn_recv_task.c を右クリック、削除 r_wifi_sx_ulpgnの新しい版(v1.13)で追加になったファイルを手動で追加する プロジェクトエクスプローラの vendors -> renesas -> rx_driver_package -> v125 -> r_wifi_sx_ulpgn -> src で右クリック -> 新規 -> ファイル 以下のようにリンクファイルとして3ファイル追加 拡張 -> ファイル・システム内のファイルにリンク にチェックを入れて、以下入力 (これでプロジェクト外ファイルを相対参照できる。外部ライブラリ・ソースコード等リンクの常套手段) AWS_IOT_MCU_ROOT\vendors\renesas\rx_driver_package\v125\r_wifi_sx_ulpgn\src\r_wifi_sx_ulpgn_atcmd.c AWS_IOT_MCU_ROOT\vendors\renesas\rx_driver_package\v125\r_wifi_sx_ulpgn\src\r_wifi_sx_ulpgn_os_wrap.c AWS_IOT_MCU_ROOT\vendors\renesas\rx_driver_package\v125\r_wifi_sx_ulpgn\src\r_wifi_sx_ulpgn_os_wrap.h プロジェクトエクスプローラでaws_demosを右クリック、Renesas C/C++ Project Settings -> Change Device Target Board は Custom とし、ターゲットデバイスは RX600 -> RX65N -> RX65N -176 pin -> R5F565NEDxFC_DUAL を選択 セクション設定が初期状態に戻るので、boot_loader.esiを読み込む -> プロジェクトエクスプローラのboot_loaderで右クリック->プロパティを選択 C/C++ビルド->設定->ツール設定->Linker->セクション->...ボタン->インポート->boot_loader.esiを読み込み ROMからRAMにマッピングするセクションの設定が初期状態に戻るので、追加設定する。 プロジェクトエクスプローラでboot_loaderを右クリック -> プロパティ -> C/C++ビルド -> 設定 -> ツール設定 -> Linker -> セクション -> シンボル・ファイル -> ROMからRAMにマップするセクション -> PFRAM2=RPFRAM2 を追加