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GR-LYCHEEで画像認識をやりたい。でも、その前にPython環境とかそろえよう。ということでWindows上でUbuntu環境を構築します。
いろいろ方法はあるのですが、VirtualBoxを使うことにしました。理由はlinux環境を構築したかったのと、何となくカッコイイと思ったからです。なるべくわかりやすく書いていきます。
https://www.virtualbox.org より VirtualBoxをダウンロードします。2019/12の時点で VirtualBox 5.2.22 でした。
Windows hostsを選択します
ダウンロードしたらインストールを開始します
デフォルト設定で、どんどん進みます
インストールが始まりました
インストール完了
VirtualBox起動して、新規をクリックします。
仮想マシンを作成します。名前を「Ubuntu」タイプ「Linux」バージョン「Ubuntu(64bit)」メモリーサイズは大きいほうがよいので 4096MB、すでにある仮想ハードディスクファイルを使用するにチェックします
※ ここでUbuntu(64bit)が表示されないことがあります。私のノートPCもそうでした。Intel Virtualization Technology を Enabledに変更すればOKです
この画面で選択している ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64-vhdは下記からダウンロードしました。https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix-vhd
作成を押下してUbuntuの起動準備ができました。
おっとその前にCPUの数も増やしておきましょう。もっとメモリのある方は割り当てると早くなります。
ついでにクリップボードの共有、ドラッグ&ドロップも仮想マシンとやりとり可能な設定にしておきます。
では、画面をUbuntuに戻って起動します。起動中の画面です。
Ubuntuの設定が始まります。ここは日本語でOK
場所はTokyoでOK
キーボードレイアウトの設定は気をつけましょう。英語キーボードを使っているので、私の場合は米国(US)を選びました。最初日本語キーボードを選んでしまい、後で気づいてやり直しました。
ユーザ登録する名前を短くしました。システムに入ったときにコマンドプロンプトでユーザ名が表示されるのですが、長い名前だとプロンプト表示で困ることになります。あと、面倒なので自動ログインにチェックしています
Ubuntuの設定が開始されます。
アップグレードとか聞かれますが、今はやめておきます
このアップグレードもやめておきます
起動しました。使いそうにもないランチャーを削除します
コマンドプロンプトの起動は、termiぐらいを検索すると「端末」が表示されます。
コマンドプロンプト起動しました。
右クリックでメニューを開き、ランチャーに登録して、すぐに使えるようにしておきます。
UbuntuとWindowsのファイルのやりとりが今のままではできていません。かなり不便ですので、やりとりを行う共有フォルダを設定します。ちょっと面倒なので注意してください。まずソフトのダウンロードをします。まだ、ファイル共有ができないのでUbuntu上でダウンロードします。download.virtualbox.org/.../ を開いてください
たくさんのバージョンが表示されます。現在のバージョン5.2.22フォルダを選択します。
VBoxGuestAdditons 5.2.22.isoをダウンロードします。これがディスクイメージファイルです。
VBoxGuestAdditons 5.2.22.isoをSaveFileします。
]
Downloadsフォルダに保存されました。
デバイスから「Guest Additions CD イメージの挿入を選択します」
挿入できませんメッセージがでる場合があります。
エラーが出る場合は、VirtualBoxの設定画面でストレージを選択して、仮想ドライブを除去してください。
ソフトのインストールでrootのパスワード入力が必要な場面があるので設定しておきます。sudo passwd root で設定しておきます。面倒なのでユーザと同じパスワードにしました。
もう一度、デバイスから「Guest Additions CD イメージの挿入を選択します」先ほどのDownloadsにあるディスクイメージを選択するとファイル表示されます。VBox_GAs_5.2.22を実行します
インストールが進行します
先ほどのパスワード入力します
ソフトがインストールされたらVirtualBoxの設定画面から共有フォルダを設定します。
共有フォルダ名を決めます。ここではvbox_shareとしました。自動マウント、永続化する、設定にもチェックを入れました。
/media/sf_vox_shareがあることを確認しています。これで共有できているのですが、アクセスできるのがroot権限だけなので、他ユーザもアクセスできるように設定します。gpasswd -ayas vboxsfです。"yas"がユーザ名で、このyasがアクセスできるように設定しています。
これで共有は完了です。次にPyCharmの設定をします。フォルダが共有できているので、Windowsのvbox_shareフォルダにダウンロードします。PyCharmのLinuxです。
Pycharmの設定は次に投稿します
ダウンロードが完了したら、Ubuntuの共有フォルダを確認してください。Wndowsでダウンロードしたファイルが見えているはずです。
ダウンロードしたPyCharmを展開します。
展開した binフォルダの ./pycharm.sh スクリプトを実行します
デフォルト設定でどんどん進みます。
PyCharmのインストール設定はデフォルトのままです
Rootのパスワードを入力するとインストールが完了してPyCharmが起動します。
Rootのパスワードを入力するとインストールが完了してPyCharmが起動します。PyCharmが起動したのでHelloWorldまでやってみます。
プロジェクト名[hello]を作成します
PyCharmプロジェクト作成中です。
プロジェクトが作成されたらメニューより、Pythonファイルを作成してください
ファイル名はhelloにしました。
hello.pyが作成されました。コードを入力していきます
print("hello IoT") 入力したコードは1行だけ、なんか間違っているのをヘルプが助けてくれました。なるほど表示はシングルクォートなんですね。
プログラムを実行します。
無事表示されました。pycharmって簡単かも。
次にPyCharmを起動するとき、フォルダを移動するのが大変なので、簡単に起動できるように alias を指定しておきます。エディタで .bashrc を編集します。Ubuntuを起動するときに自動実行されるスクリプトです。gedit .bashrcで編集できると思います。pycharmで起動できるように alias pycharm="/media/sf_vbox_share/pycharm-community-2018.3.1/bin/pycharm.sh" と書きましたが、インストールしたフォルダに応じて書き換えてください。
本当にpycharmだけで起動するか試してみました。
PyCharmの環境を設定するまででこんなにかかるとは・・・おつかれさまでした。自分用として見ればわかるようにわかりやすく書いています。初めての方でも迷わず構築できたのではないでしょうか?
GR-LCYHEEで画像認識は?と思った方、すみません、続きはまた書きます。ドットスタジオのちゃんとく先生がGR-LYCHEEのハンズオン資料を載せているので、こちらも参考にしてくださいhttps://dotstud.io/blog/gr-lychee-opencv-handson/