GR-SAKURAのライブラリではUSB仮想シリアルが使えます。
RS232Cのレベル変換基板をご用意いただく必要はありませんので、
ぜひprintfデバッグなどに活用してください。
USB仮想シリアルを使うには、 普通にSerialをbeginしてください。
Serial.begin(38400);
デフォルトではUSB仮想COMポートが開きます。
※ USB仮想COMポートの場合、ボーレートは意味を持ちません
Arduino言語ではSerial.beginの引数は1つでしたが、このライブラリでは2番目の引数を与えることができます。
RX63NのSCI0(TxD = P20, RxD = P21)を使いたい場合は、
Serial.begin(38400,SCI_SCI0P2x);
としてください。
SCI1,SCI2,SCI6を使いたい場合は、それぞれ
Serial.begin(38400,SCI_SCI1JTAG); // TxD = PF0, RxD =PF2 (JTAGと兼用) Serial.begin(38400,SCI_SCI2A); // TxD = P13, RxD =P12 Serial.begin(38400,SCI_SCI2B); // TxD = P50, RxD =P52 (XBEEに接続) Serial.begin(38400,SCI_SCI6A); // TxD = P00, RxD = P01 Serial.begin(38400,SCI_SCI6B); // TxD = P32, RxD = P33
第二引数が省略された場合は、 USB仮想COMポートが開きます。
第二引数にSCI_AUTOを指定すると、USB、SCI0、SCI1の中で
どれか通信を受信するまで待機し、最初に受信したポートが使われます。
#include int count; void setup() { Serial.begin(38400); // USB仮想COMポートを開く pinMode(PIN_LED3, OUTPUT); } void loop() { if(Serial.available()) { // 何か受信したら Serial.write(Serial.read()); digitalWrite(PIN_LED3, ++count & 1); // チカチカ } }