• 組み込み機器解説②「監視カメラ」

    デジタル化により進む、高解像度・高機能化 監視カメラの世界は、デジタル化が進んだことで数年前と比べて大きく様変わりした。まず、解像度が高まった。従来は、640×480といった「SD(標準)」解像度が主流だったが、今では1,280×800や1,920×1,080などの解像度が一般的になり、中には「4K(3,840×2,160)」などの高解像度に対応する製品もある。もう一つの大きな変化は、映像符号化(圧縮)技術の進歩により、カメラと録画機の間がIPネットワークを介して接続可能になったことだ...
  • マイコンの選び方―②「RXファミリ」編

    RXファミリとは? 前回の「マイコンの選び方―①基礎編」では、実際の回路図を例にして、必要な情報を読み出し、マイコンを選ぶ方法を説明した。続いては、幅広く展開するルネサスマイコンの中核を成す、「RXファミリ」と「RL78ファミリ」から、用途別にオススメするマイコンを紹介する、まずはRXファミリから! RXファミリは、産業機器や家電、OA分野向けのフラッシュ内蔵32ビットマイコンで、高性能で高コード効率、低消費電力なことを特長にしている。小ピンで低消費電力のRX100シリーズ...
  • RL78/G10で遊ぼう!!

    RL78/G10は小型の組み込み用途のマイコンです。ここでは、16ピンのR5F10Y4を用い、共通のハードウェアとして、40個のLEDを制御してみます。 ここで使用するマイコンの機能は、最も基本的な機能であるポートとタイマをこれまた基本的な動作であるインターバル・タイマ機能で使用します。 インターバル・タイマを使用してタイミングを決めてLEDの点灯を高速で切り替えることで、人の目には複数のLEDが同時に点灯しているように見せています。この処理はタイマの割り込みを使用してバックグラウンドで処理します...
  • 組み込み機器解説①「タッチキー」

    タッチキーのニーズが急拡大中! スタイリッシュな組み込み機器に欠かせないタッチキー。デザイン面だけではなく、実用的な面からもタッチキーのニーズは高い。タッチキーを搭載することで、可動部品を用いずにパネル下の電極を介して、スイッチのオン・オフや増減を指示できる。そのため、防滴性と防塵性が大幅に高まる。従来では、使用が困難であった環境にも対応可能になり、組み込み機器の新たな市場を生み出している。さらに、複数の指で同時にタッチする高度な操作もぞくぞくと登場し、いまやタッチキーは、組み込み機器に欠かせないHMIと言えよう...
  • マイコンの選び方―①基礎編

    回路図を読もう マイコンの選定は、多くのエンジニアが頭を悩まされる課題の一つだ。設計期間に余分な時間はなく、早くマイコンを選びたい。しかし、その選定を誤ると後で大変なことに……。エンジニアが悩む「マイコン選定」を、本稿では、よくある例として「ハードに対する機能がある程度決定し、回路図から必要な情報を読み出しマイコンを選定する」方法を解説する。 製品仕様からマイコンに必要な演算能力、つまり演算速度(MHz)と演算桁数(ビット数)が決まり、プログラムサイズとデータ量を推定すればメモリ...