Smart analog ノイズについて

Smart Analogで磁界計測をしています。
この時,Smart Analogの端子からオシロスコープで波形を測定した場合とPC上で測定した場合でノイズの大きさが大きく異なりました。

これはどんなことが影響して起こっているのでしょうか?
回答宜しくお願いします。
  • ノイズ波形が異なる理由は2点ほど考えられます。

    第一は、計測器の電源による違いです。波形観測を実施する計測器は、自身内にある基準電圧を基本に波形表示を行います。オシロスコープは内部に搭載している基準電源を元に、SAMCUは内蔵されたADCの基準電圧源を比較対象としています。これら2つの電源がそもそも同じ性能ではないため、特にMCU内のADCの基準電源はUSBから電源供給を得ているため、あまり綺麗な電源ではありません。

    第二は、波形計測のサンプリング周波数の差です。サンプリングを細かくすれば正確にノイズ波形まで再生されますし、荒く、もしくは平均化していればノイズの影響が出にくいです。オシロスコープにサンプリング周期が可変できる機能があればそちらを変えていただける違って見えると思います。

    実際にMCUを使った計測アプリケーションの場合にはMCU内のADCで計測をした値を元に計算を行いますので、こちらの精度を上げる活動が必要になります。現状のボードであれば給電する電源を改善したり、サンプリングした結果を移動平均とるなど工夫をいただけると幸いです。