絶対定格と温度範囲

重箱の隅をつついて申し訳ありません。

RL78/G13などでは絶対最大定格に温度指定(25℃)がありますけれども、G14などは温度指定がありません。

G13の場合、25℃以外の絶対定格がUMから読み取れないと思うんですけれども、、、、毎回ルネサスに聞かないとダメなんですかねー^^;

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  • チョコです。
    S3コアかS2コアかの区別ではないようです。
    S3コアのRL78/L1Aでは25℃と記載されていますが,S2コアのRL78/L13では25℃はありません。
    ここらは,品質保証部門が決めているかと思われますが,対応がばらけているようです。
    新しいデバイスはなくなる方向かとも思いましたが,新しいL1Aでは残っているので分からなく
    なりました。少なくとも,RL78/G1xでは新しいデバイスではなくなってきているようですね。
    実際の設計で,絶対最大定格を使って設計することは無いので,特に気にしてはいませんが。
  • とりあえずルネサスに聞かなくちゃですね。

    でも、ポート入力の印加電圧が「VDD+0.3V」とかは、温度に関係なく保証されていないと困るんですけど^^;
    (RESET端子の放電用ダイオードのVfが0Vなんてありえませんからねー)

    旧NEC系の流れを汲む製品?は、25℃みたいですねー。

  • >ポート入力の印加電圧が「VDD+0.3V」とかは、温度に関係なく保証されていないと困るんですけど
    >(RESET端子の放電用ダイオードのVfが0Vなんてありえませんからねー)

     これは関係無いんじゃないの。入力とVDDとの間に寄生ダイオードが形成され、 ダイオードに電流が流れないための規格だと考えています。
     ダイオードに流せる電流以内だったら問題無いでしょう。

     74HC00のVDDとGNDを繋いで入力に定電圧電源から5Vを印加したら、寄生ダイオードに大電流が流れて壊れるでしょう。
     しかしVDDが開放だったらどうでしょう。入力からVDDに電気が漏れて、それを電源としてICが動作します。
     手配線の試作でVDDの配線を忘れ、なんとなく動いていたという経験は無いですか?
     電源を供給してくれる入力がLレベルになったときだけ動かないので、故障を見つけ難かったという経験は無いですか?

     RESET端子の放電用ダイオードだって不要じゃないのかな。
  • リカルドさん
    いやいや、入力専用ピンを侮っちゃいけません。
    ほとんどのマイコンメーカーで入力専用ピンにVDDに対するESD保護ダイオードが入ってません(ない事が多い)。
    RL78もRESET端子はVDD方向にダイオードが付いていないので、別スレッドでチョコさんが指摘している通りで、RESETにチャタリングが発生すると、きっと不思議な現象が起こると思います。
    端子に注入電流が流れないので、推奨電圧の倍くらいの電圧を印加するとラッチアップが起きますし、やばいんです>_<

  • オシロでロジック波形を見て、オーバーシュートやアンダーシュートを見た事有りますか?
     それを見て、「VDD+0.3V」に収まっていますか?
     90度のお湯に入ったらやけどするけど、90度のサウナならやけどしませんね。
     規格に書いてある「VDD+0.3V」は、90度のお湯に相当します。電流が流せて大きなエネルギーを供給できる。
     しかし基板内でロジックIC同士でやり取りするのに「VDD+0.4V」になったら規格を超えたから失格とは考えないと思います。 

    >チョコさんが指摘している通りで、RESETにチャタリングが発生すると、きっと不思議な現象が起こると思います。

     リセット回路のダイオードが無いと、チャタリングが発生するんですか?
  • さすがリカルドさん鋭い指摘ですね!
    リセットのチャタリングの話は、↓こっちですね。書き間違えちゃいましたけど、正確に書くと電源にチャタリングが乗った時にリセットがVDDに対して相対的にバタバタするってことで :-P
     http://japan.renesasrulz.com/cafe_rene/f/forum18/3883/thread

    RESETに電圧が掛かったまま、電源が落ちる(VDDが0Vになる)とVGSS的に不利なので、ブレークダウンしやすいでしょうね。
    特にプロセスの微細なRX600とかは。

    だから、リセットにコンデンサをつける場合は放電用ダイオードを入れましょうねって話でした。

     

    反射はオシロで見ちゃうとプローブ自体のインダクタと容量でオーバーシュートやアンダーシュートが過剰に見えるので
    測定が難しいかと思いますけど、何をもってOKとするかは、ひとそれぞれってことで、私はリカルドさんの意見に賛成です。的を得ている例えですね。

  • 真空管のマニュアルには、「気圧 ?mHg 以下では使わないで下さい」と言う記述が有りました。
     気圧が低いと真空管外部で放電してしまうからなのかなと思いました。
     
     航空機の本に、こんな事が書いて有りました。
     高空では気温が低いからエンジンが良く冷えるかと言うと逆で、空気密度が低いから却ってオーバーヒートする。
     
     電線の定格電流は空中に張った電線に電流を流して絶縁物の耐熱温度に達する電流で決めているから、真空だったら電流を低く抑えないとまずいんでしょうね。

     ICだって放熱を考えたら、気圧の規定が必要かも知れません。
  • リカルドさん
    なるほど、常識的に性能に影響の大きいパラメーターは記載があるけれども、そうでないパラメーターは記載がなく、
    特殊な使い方をするなら、個々に要考慮
    という事ですね!
  • チョコです。
    >真空管のマニュアルには、「気圧 ?mHg 以下では使わないで下さい」と言う記述が有りました。
    これも放熱ではないでしょうかねぇ。
    真空管はかなり熱い状態で動作していて,ビーム出力管なんか,熱でガラスが変形したなんて話を
    聞いたことがありましたが。
  • チョコさん
    >これも放熱ではないでしょうかねぇ。

    そうかも知れない。ガラスが大きい方が、電力損失を大きく取れます。
    しかし電力管限定では無く、全真空管についての定格だと思う。
    東芝の赤いマニュアルか、松下の緑色のマニュアルで見た。
    東京の愛宕山の放送博物館に行けば、たぶん置いてあると思う。

     定電圧放電管には「暗黒では使わないで下さい。周りのヒータの明かり程度で良い」と書いてあるし、調べると意外な発見が有ります。
     標準TTLも入力は直接5Vに繋げず抵抗を通すようにと書いてあるし。

     昔読んだ文献でハードチューブとソフトチューブが有ったので、インターネットで調べたら出てきました。 

    kawoyama.la.coocan.jp/tubestoryjyusinkiyosinkukannohatsutatu.htm

     こう言うのを残してくれる人がいるので有りがたい。なんと! 日付を見ると、1ヶ月前じゃないか!。
     昭和29年の文献のコピーかと思いました。
     チョコさんの回答に色付けしようと思って調べたのです。運命的ですね。