RL78の民生用途と産業用途の違い

RL78の民生用途(型名分類:A)と産業用途(型名分類:D)の違いは何でしょうか?
価格は産業用途の方が高く設定されていますが、性能や信頼性などに差があるのでしょうか?

マニュアルによるとRL78/G13のIOL1にディレーティングと思われる差があるようですが、ユーザー側にメリットがあるわけではないですし...
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  • ユーザーの立場での予想です。動作環境や特性の差はあるとして、

    信頼性と品質保証の差は良くわかってません。以下の書き込みでは混乱する可能性があります。ルネサスエレクトロニクスの信頼性ハンドブックに品質保証システム等が展開されてます。「民生用」と「産業用」はともに標準品レベルになりますが、詳細には差があると予想してます。

    ISO9000での品質はある時点で仕様を満たせる度合と定義されてます。基本的に、メーカが保証するのは仕様書に書かれた項目の初期特性です。半導体は全品全項目検査が常識的です。ICに限らずほとんどの製品が耐久環境信頼性を仕様書に含めません。しかし、ICの場合は付録のテストデータが付いてきます。このテストデータ量も品質レベルで差があるようです。

    データシートやハードウエアマニュアルも仕様書ではなく、初期のDC特性も全てが保証されるとは考えてません。何を省いて、あるいは、何を追加して、何を修正して保証するかが、品質レベルあるいはそれぞれの取引で差があると思われます。データシートやハードウエアマニュアルは設計用の参考情報と考えるのが良いです。

    全品全項目検査は微妙です。民生でも産業用でも、ウエハーで高温全項目検査→パッケージ→高温通電スクリーニング→一部項目の検査と思われます。スクリーニング条件やパッケージでの検査項目に品質レベルで差があると思われます。

    その他で気になる産業用と民生用の差はトレーサビリティです。民生の場合は、追跡不可能になることが当たり前と思ってます。

    一般論的にかけるのはこの程度です。経験的につかんだ内容なので、その正しさに関しては興味があります。誤りなどご指摘いただけるとありがたいです。
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  • ユーザーの立場での予想です。動作環境や特性の差はあるとして、

    信頼性と品質保証の差は良くわかってません。以下の書き込みでは混乱する可能性があります。ルネサスエレクトロニクスの信頼性ハンドブックに品質保証システム等が展開されてます。「民生用」と「産業用」はともに標準品レベルになりますが、詳細には差があると予想してます。

    ISO9000での品質はある時点で仕様を満たせる度合と定義されてます。基本的に、メーカが保証するのは仕様書に書かれた項目の初期特性です。半導体は全品全項目検査が常識的です。ICに限らずほとんどの製品が耐久環境信頼性を仕様書に含めません。しかし、ICの場合は付録のテストデータが付いてきます。このテストデータ量も品質レベルで差があるようです。

    データシートやハードウエアマニュアルも仕様書ではなく、初期のDC特性も全てが保証されるとは考えてません。何を省いて、あるいは、何を追加して、何を修正して保証するかが、品質レベルあるいはそれぞれの取引で差があると思われます。データシートやハードウエアマニュアルは設計用の参考情報と考えるのが良いです。

    全品全項目検査は微妙です。民生でも産業用でも、ウエハーで高温全項目検査→パッケージ→高温通電スクリーニング→一部項目の検査と思われます。スクリーニング条件やパッケージでの検査項目に品質レベルで差があると思われます。

    その他で気になる産業用と民生用の差はトレーサビリティです。民生の場合は、追跡不可能になることが当たり前と思ってます。

    一般論的にかけるのはこの程度です。経験的につかんだ内容なので、その正しさに関しては興味があります。誤りなどご指摘いただけるとありがたいです。
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