2023-10のe2studioをUbuntuにインストールしてRXとRAの開発をしようと考えていました。RAはELFが出力されるところまで確認できました(評価ボードが届くのは来週)。ところがRXマイコン、ツールチェーンの登録ができません。e2studioインストール時にGCCのRX版がインストール項目にないのですが別途下記のところからGCCをインストールしてあります。https://llvm-gcc-renesas.com/ja/rx-download-toolchains/何かプラグインなどを入れることで対応可能でしょうか?同じバージョンのWindows版ではGNURXでLED点滅(CMT0の割り込み駆動)の実機確認まで済んでいます。
無事に解決できました。
まとめます。2023-10のLinux版でRXとRAはGCCで開発できます。RA(は実機未確認)e2studioインストールの他に
・RXはクロスコンパイラを自分で用意する(llvm-gcc0renesas.comから落とすのが早いです)。
・Help→Add Renesase Toolchainsでツールチェーンを追加する(RXでは必要)。GCC for Renesas RXを選んでAddボタンを押してインストールしたクロスコンパイラのパスをセットする。
・E2LiteのLinuxドライバをE2Liteの製品サイトのダウンロードからE2 emulater E2 emulator Lite Linux driverを落として説明通り実行する。これであなたもLinuxのみでRXマイコン開発に入れます。なお最新のFITは多重割り込みできるようにコード生成方法が変更されたようです。新たに複数の割り込み許可というチェックが追加されていて割り込みハンドラの先頭で PSWのIビットをセットするマクロが吐かれるようになっていました。以前のバージョンで生成したコードのマージはどうやるんだろう?RAマイコンボードが今届いた(今日、弊社は仕事の日なのです)ので今から実機で確認してみます。
RAマイコンボード(RA6T2搭載のBLDCモーター評価ボードのやつ)
Windows版ではLED点滅プロジェクトはデバッガで動作しますが、Linux版ではGDBサーバーがターゲットに接続できないと文句を言っています。error codeは0xffffffff。おそらくドライバ等の問題だと思うのですが情報を見つけられませんでした。J-LinkのオンボードエミュレータがなければSEGGER純正のJ-Linkで試すのですが・・・また何か進展があれば書き込みます。また何かご存じの方がいらっしゃいましたらご教授お願い致します。
オンボードJ-LinkがLinux版で使えない件ですが、本家のLinux版JLinkをインストール(Ubuntuなのでdebパッケージをaptでインストールしました)してやるとオンボードJ-Linkが使えるようになります。これでRXマイコンとRAマイコンの開発ができるようになりました。
> error codeは0xffffffff。エラーコード0xffffffffはUnknown(理由は分かりませんが失敗しました)的なものなのであまり参考にならないと思います。全然動ける状態にないだろうことだけは分かりますが。> おそらくドライバ等の問題だと思うのですが情報を見つけられませんでした。このFAQと、リンク先の文書(クイックスタートガイド)は御覧になられたでしょうか?FAQ - Linux PCにe² studioをインストールする方法https://ja-support.renesas.com/knowledgeBase/19934356※既に既に自己解決されたようですが念のため。
ほや様
そのリンクは私もみましたが役に立つ情報ではありません。そもそもそのプラグインは見当たりませんでした。Linux版の問題はおそらくlibusbを使っているなどの都合でデバイス割り当てをやる必要があるなどの対応で解決したのだと思います(それが本家のJ-Linkインストール後使えるようになったと連動しているのだと思います)。E2Liteもe2studioの外でインストールしたドライバセットアップで解決しています。これが一連のインストールで解決してくれればもっとルネサスファンが増えそうな気がします。
> 本家のLinux版JLinkをインストール(Ubuntuなのでdebパッケージをaptでインストールしました)してやるとこういう事かな?https://wiki.segger.com/J-Link_cannot_connect_to_the_CPU#LinuxIf the J-Link software package was installed by downloading and unpacking the .tgz archive, additional steps are required in order to enable the J-Link software to connect to J-Links via USB....Alternatively, the J-Link software can be installed using either the .deb or the .rpm package, both of which are installed using a package manager. The package manager will run the required steps implicitly upon installation of the J-Link software.と、思ったら(FAQのリンク先文書)ではhttps://www.renesas.com/jp/ja/document/mat/quick-start-guide-linux-hosted-version-e-studioSeggerから本家のJ-Linkを持って来てsudo apt install ./JLink_Linux_V788d_x86_64.debのようにインストールせよと書いてありますね…> これが一連のインストールで解決してくれればe² studioのインストーラにJ-Linkのdebも含めちゃうのが簡単なのかもしれませんね。
おお、私が迷子した道筋がここにちゃんと書いてありますね。これは要保存。ありがとうございます。