E2studioの「Debug」と「Release」の違い

E2studioを勉強し始めたのですが、「Debugモード」と「Releaseモード」の違いが良く分かりません。もちろん「リリース」と「デバッグ」の言葉の意味は理解しておりますが、E2studioにおいてどのような機能の違いがこれら2つのモードにあるのかが分かりません。詳しい方に簡単に説明頂けると助かります。または、このページを見たら分かるという情報でも大丈夫です。

 

  • E2StudioならHardwareDebugとそれ以外で考えるのがいいと思いますが、単純に最終生成物のファイルの形式を切り替える構成管理でしかありません。DebugならELFファイルにデバッグ情報を含め、Releaseならデバッグ情報は不要なので外すような使い方をします。なお、HardwareDebugならDebug+E2 LiteやJLinkアダプタの設定を含むような構成として使うようにすればいいです。HEXやBIN、MOTを生成物として考えるなら別にReleaseにデバッグ情報を付加してビルドしても構わないんですけど。私のプロジェクトはHardwareDebugしかありません。

  • Debug と Release はビルド構成(Build Configuration)で、要するにビルドオプションを二組持たせた状態です。
    使い分けが必要なら二つあっても良いですが、そうでなければどちらか一方だけを使うべきです。
    (Release側の設定を変えようと思ったのにDebugの方を変えていたなど、操作ミスを誘発し易いです)
    プロジェクト名の上で右クリック→「ビルド構成」(Build Configurations)→「管理...」(Manage...)で削除や複製などができます。

    リリース用にデバッグ情報を含めない設定にする他、仕向け先ごと(EU向けとか米国向けとか)にビルド構成を複製(duplicate)して一部のオプションだけ変えたり、ビルド対象に含めるファイルを変えるなどの使い方が可能です。

    (参考) FAQ - e² studioでのビルドオプション(コンパイラ、リンカ)の設定
    https://ja-support.renesas.com/knowledgeBase/21071188

    MCU on Eclipse - Build Configurations in Eclipse
    https://mcuoneclipse.com/2016/05/19/build-configurations-in-eclipse/

  • デバッグ情報を含めて出力するかどうかの違いなんですね。

    ありがとうございました。

  • 説明ありがとうございました。