お世話になります。
セミナーを受講しGo Configure Software Hub を使用しているのですが、どの程度の規模の回路が組めるのですか?
現状検討している回路としては、NOT×6、NAND(2入力)×6(シュミットは可能?)、NAND(8入力)×1を使用したいと思っているのですが
対応するICはあるのでしょうか?
こんにちは takiiさん セミナのご受講をいただき、ありがとうございます。いただいた論理コンポーネントの数のみで見積もりますと、対応するICはございます。いただいたロジックの種類、数から、LUTが14ほどあれば搭載ができます。例えば、SLG465333では十分に搭載することができます。2bit入力LUTの数は限られるので、3bitLUTのNANDを代用します。GreenAPAKのLUTは4入力までのため、8入力NANDは4入力LUTを使用します。
最適なベースダイの選定をする際は、上記のロジックのほかにIO数、それからロジックの最適化ができるか?などによりベースダイを選定してください。
<搭載コンポーネントの数の確認の仕方>- Go configure SW tool立ち上げ後の製品一覧で比較検討をする なお、ロジックの他にタイミング生成(DLY/CNT)、DFFなどが必要な場合は、注意が必要です。 ベースダイの中にはこれらと論理機能が兼用となっているケースがあるためです。一覧の項目に”Max …”と記載がある背景です。<シュミットトリガについて>SW toolのGPIO PropertiesのIOのタイプからシュミットトリガありを選ぶことができます。
代理店様経由でご要求仕様をいただければ、サンプルデザインのサポートも可能ですのでご検討ください。
以上です。
回答ありがとうございます。
シュミットトリガの設定方法について再度教えて頂きたいと思います。
画面右のComponentsから『2-bit LUT3/PGEN』を選択し、メイン画面に表示。
画面左のPropertiesでNANDに変更しApply。この時点で画面上はNANDのシンボルとなります。
シュミット対応のNANDに変更するため、Propertiesを探したのですが、Properties内にそのような選択箇所が
ありません。選択する箇所が間違っているのでしょうか?
以上
よろしくお願いいたします。
takiiさん、お問い合わせありがとうございます。シュミットトリガの設定方法ですが、入力端子のPropertiesから設定することができます。Input modeの項目からDigital in with Schmitt trigerを選択してください。以上です。
ありがとうございます。
①シンボルではなくPIN側で設定が必要ということですが、
V(0-5V Logic pattern) → PIN3 EXT IN/OUT (シュミット設定) → PIN3 OUT → NAND IN
といった接続でNANDがシュミット対応になるという認識でよろしいでしょうか?
②ライブラリ内のRCの使用方法について
抵抗、コンデンサについてですが、通常の回路で使用するRCフィルタのような使い方は可能なのですか?
V → PIN3 → NOT → RCフィルタ → NANDの順で接続を試みたのですが、
抵抗(R)の前後は接続不可となっておりました。このような使用方法は可能なのですか?
takiiさん、お問い合わせありがとうございます。いただいたご質問それぞれについて、下記回答いたします。①ご認識の通りになります。②まず前提としてGreenPAKにはRやCが搭載されておりません。(一部可変抵抗が搭載されている製品はあります。) そのためGreenPAK内部のNOTと外部のRを直接接続することはできません。 もしお問い合わせいただいた回路でシミュレーションを行いたい場合は、 V→PIN3→NOT→PINx→RCフィルタ→PINy→NAND として一旦NOTの出力をPINxを通して外に出し、RCフィルタの出力をPINyを通してNANDに入力することで実現できます。以上、よろしくお願いいたします。
RCなど搭載されていないということですが、ライブラリにて表示されるRCLなどは
どういった役割なのでしょうか?
また、現在考えている回路構成は複数のパルス(10ms間隔など)を入力し、立上がり・立下りそれぞれのエッジを検出して1msのパルス幅を出力させたいと考えております。(そのためのRCフィルタとなります)
外部からの入力信号は3本(A,B,C)
入力A(0/5V 100Hzパルス)→ 立上がりを検出後1msのパルス幅で出力
入力A(0/5V 100Hzパルス)→ 立下がりを検出後1msのパルス幅で出力
入力B(0/5V 100Hzパルス)→ 立上がりを検出後1msのパルス幅で出力
入力B(0/5V 100Hzパルス)→ 立下がりを検出後1msのパルス幅で出力
入力C(0/5V 100Hzパルス)→ 立上がりを検出後1msのパルス幅で出力
入力C(0/5V 100Hzパルス)→ 立下がりを検出後1msのパルス幅で出力
上記6点の出力をNANDし、最終的なパルスを出力。
※入力ABCのパルスはそれぞれの位相がずれているため、ABC間エッジで被ることはありません。
GREENPAK内の構成のみで上記のような回路は可能なのでしょうか?
takiiさん、お問い合わせありがとうございます。まずRやCなどはシミュレーション波形を確認するためのものになります。Schematic Libraryで選択できるものすべてがこちらに該当します。また、ご説明いただいた回路ですが実現可能と考えております。GreenPAKのCNT/DLYにはOneshotモードに設定できるコンポーネントがございます。このモードは入力信号のエッジをトリガとして一定の長さのパルス波を出力します。
添付の写真の設定にすることで立ち上がりもしくは立下りエッジで1ms長のパルス波を出力できます。こちら3つとNANDを組み合わせればご希望の仕様になるはずです。添付のベースダイはSLG46880Vを使っております。
不明点ありましたらお知らせください。
以上、よろしくお願いいたします。
上記条件のもと、目的の波形を出力できました。
ただ、ルールチェックにおいて『Disable I2C if htere is no intended usage』と表示されてしまうのですが問題ありませんか?(I2Cは使用しておりません)
takiiさん、こんにちは。目的の波形を出力できたとのことでよかったです。
ルールチェッカーの表示ですが、今回は特に問題ありません。ただ、もし今後FailやWarningが出てきた場合は配線やコンポーネントの設定に何か問題がある可能性がありますので、表示された文章に従って修正していただきたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。
開発環境について教えて頂きたいと思います。
■ルネサス様へ依頼する場合
①ルネサス様にタイミングチャートを送付し、プログラムの作成を依頼する。
②プログラムを個人で作成し、書き込みをルネサス様へ依頼する。
■個人で書き込む場合
③ICを単体で購入し、Socket AdapterとGreenPAK先行開発ボード(SLG4DVKADV)を使用して書き込み。
④DIP Prototyping Board、DIP Adapter (SLG4SA-DIP)、GreenPAK先行開発ボード(SLG4DVKADV)を使用して書き込み。
上記の認識で問題ないでしょうか?
また、下記内容についても教えて頂きたいと思います。
⑤DIP Prototyping Boardは各IC毎に販売しているという認識でよろしいでしょうか?
⑥DIP Development Board(SLG4DVKDIP)の用途は?
⑦Advanced Development Boardとは何を指していますか?
⑧④の組み合わせで書き込みを行った場合、修正はできないのですか?
⑨上記で回路修正が可能な場合、Serial Debugger Boardはどのような場合に使用するのですか?
takiiさん、こんにちは。
①~④についてはご認識の通りになります。
⑤ご認識の通り各IC毎の販売となります。
⑥SLG4DVKADVの小型版とお考えいただければと思います。DIP Prototyping Boardとの組み合わせでお使いいただけます。
⑦GreenPAK先行開発ボード(SLG4DVKADV)を指しています。
⑧⑨OTP品の場合は一度回路情報を書き込んでしまうと修正ができません。一方、MTP品であれば修正可能です。Serial Debugger Boardは、I2C通信によりデバッグ対象ボード上のICの回路情報を修正できます(MTP品限定)。例えば、お客様のボードに実装されているICの回路を修正したい場合に使用します。