HD64F36049HVの3.3Vでの使い方

HD64F36049HVを5Vで使用していましたが、新たに3.3V回路での使用を試みたところ、プログラム書込みのインターフェースがうまく動きません。

ボーレート設定、フラッシュROM消去までは正常に動作しているようですが、その後の制御プログラムダウンロードが始まると動作が停止(ホストへのリターンが無くなり)ます。

5V環境では正常に動作している回路を3.3Vに転用しています。(水晶発振器は約9.8MHzで動作)

想定される原因がありましたら教えて下さい。

  • Vccは内部で3Vレギュレータにつながって3Vを用意し、それで駆動します。VCLがレギュレータの出力を安定させるためにキャパシタ接続端子になっているのでこのピンの電圧が3Vになっているか確認してみてはどうでしょうか?もし、3Vになってないなら動かない理由は電源周りになります。

    内部電源を使わない回路も可能で、その場合はVCLとVCCはショートして同じ電圧を加えるます。その電圧範囲は3から3.6Vとしてください。

  • 内部電源降圧回路は使用しておらず、VCCとVCLは直結しています。(VCCは3.3V)

    SCI3を使用したプログラム書込みインターフェースを使用せず、エミュレータ接続用インターフェースを

    付加しての書込みは正常にでき、その後正常動作をします。

    従って、SCI3を使用したプログラム書込みインターフェース部分のみ正常動作していないように見えます。

    何かヒントをご教示願えると助かります。

  • エミュレータ使用時にはSCI3が動いているならブートモード指定が正しくないのかなと思います。

  • ご教示ありがとうございます。

    モード選択の表につきまして、ブートモードになっている事は確認しております。

    但し、その後にRESラインのプルアップ抵抗の値が大き過ぎる可能性に思いあたり、

    抵抗値を10kΩに小さくしたところ正常にダウンロードできるようになりました。

    リセットが解除される際になだらかに解除されたのが不適切であった可能性があります。

    いろいろご助言ありがとうございました。

  • RESは内部プルアップがあり、何もつけなくても動くはずですが、もしかしてキャパシタをRESに着けていますか?その場合は、電源OFFでちゃんと電荷が抜けるようにリセットICをつけたり、ダイオードをつけたりする必要があります。もし、プルアップ抵抗+キャパシタの場合、頻度の問題ですが、再電源投入でリセットが正しく入らない場合が起こりえます。

  • RES端子への外付けコンデンサは有り、放電用ダイオードは付けています。

  • これにプルアップ抵抗を付加したところ、上手く動くようになりました。