RX23E-Aシリーズに搭載の24bit ΔΣADコンバータ(DSAD)を使用することを考えています。
ユーザーズマニュアルにオフセットエラー/ゲインエラーの補正値を算出するための制御フローが記載されていますが、
算出方法が良く分かりません。
RX23E-Aシリーズ ユーザーズマニュアル ハードウェア編 Rev1.20 2022.04
34.4.6 オフセットエラー/ゲインエラー補正値の算出
未補正設定(OFCRm=0、GCRm=1.0)、でVrefをAD変換した結果からオフセットエラー補正値算出
とありますが、どのように算出できるのかが分かりません。
(VrefをAD変換するとなぜオフセットエラー補正値が算出できるのかもわかりません)
分かる方いらっしゃいますか?
チョコです。
何もレスが無いようなので、RXは使ったことはありませんが、コメントさせていただきます。
Vrefは電圧が分かっているので、補正無しの状態でAD変換結果を求めると、オフセットエラーがなければ、Vrefの値が得られるはずです。
実際に得られた値とVrefに対する期待値からオフセットの値が得られれば、そこからオフセットエラー補正値が得られるはずです。
以上
申し訳ありませんが、私は日本語が堪能ではないため、正確に回答することができません。ただ、RX23E-Aシリーズのユーザーマニュアルにあるオフセットエラー/ゲインエラー補正値の算出方法は、ADコンバータのオフセットエラーとゲインエラーを補正するためのものであると理解しています。オフセットエラーは、入力がない場合でもADコンバータがゼロではない値を出力する現象であり、ゲインエラーは入力信号に対して誤差が生じる現象です。
Vrefは、ADコンバータの基準電圧を示します。AD変換時には、この基準電圧と入力電圧との差がADコンバータの出力となります。オフセットエラーは、入力がない場合でもADコンバータがゼロではない値を出力する現象であり、VrefをAD変換することで、この出力のゼロ点を求めることができます。すなわち、VrefをAD変換した結果がオフセットエラーに対応します。
ゲインエラーについては、未補正設定でAD変換した値を基準として、ゲインエラーの補正値を求めることができます。具体的な算出方法については、ユーザーマニュアルを参照してください。
もし私が何か誤った情報を提供していた場合は、訂正いただければ幸いです。
RX23E-Aは使ったことが無いので参考になるかわかりませんが、他社の24bit ADCではMUXを操作してPGAの(+/-)入力の両方を同じ入力ピンに接続できる構造になっていました。Vref=(外部Vref)と読み替えればVref(+)にショートしてオフセット、両端でゲインの校正ができるようでしたが、これと同じようなことはできないでしょうか?
みなさん、返信ありがとうございます。
オンラインサポートに問い合わせました。
RX23E-Aシリーズ ユーザーズマニュアル ハードウェア編 Rev1.20 2022.0434.4.6 オフセットエラー/ゲインエラー補正値の算出オフセットエラーの補正値算出のフローで
「基準電圧のA/D変換を実施し、変換結果と期待値からオフセットエラーを算出」
とありますが、ここでの「基準電圧」はVrefのことではないそうです。みかんさんのおっしゃる通り、差動入力+側ー側の端子をショートとし、差動0V入力でAD変換し、オフセットエラーを算出するとのことでした。